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パンフレットのダウンロード(修正中)(3.3MB)
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ワクモは、昼間は鶏舎内の隙間、物陰で集塊をつくり、夜間に鶏に寄生して吸血するダニです。
ワクモによる被害は年々増加しており、生産性の低下や鶏痘、マイコプラズマ症などの疾病の媒介や誘発要因にもなっています。 駆除方法は、殺ダニ剤の散布が主流ですが、薬剤耐性を獲得しやすいことから有効な薬剤が少なくなってきています。また、鶏舎全面に薬剤散布が必要で、大型鶏舎ほど薬剤コストが高まり、労力負担も大きくなることから、薬剤に代わる防除方法が望まれています。
そこで、ワクモ集塊を作るという習性を利用し、大型鶏舎で使用できるワクモトラップを開発しました。
開発にあたり、(1)低コスト、(2)捕獲能力、(3)着脱の容易さ、
の3点を重視しました。
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(1)低コスト
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開発したトラップ(以下、トラップ)は、ワクモが集まりやすい集積部と、材料費が安価で加工しやすい外装部分に分かれます。サイズは、タテ7cm、厚みは約1cmとコンパクトで、卵受けや隙間に設置でき、使用後は通常のゴミとして処分できます。
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(2)捕獲能力
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一般に調査・研究で使用されるベニヤ板型モニター用トラップに比べて、より多くのワクモの捕獲ができます。
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(3)着脱が容易
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大型鶏舎では、トラップのズレや落下が集卵ベルトなどの機械トラブルの原因となります。そこで、トラップの着脱が容易、且つ、しっかり固定できるように改良しました。回収時は、トラップの真ん中部分を持って手前に引くと、簡単に外すことができます。着脱の様子は、動画をご参照下さい。
ワクモはトラップ外装部の穴や切り込みから内部に入り、集積部に集塊を作ります。また、トラップを開封すると、集積部でのワクモの捕獲状況が簡単に確認できます。
【注意】トラップを開封する際は、捕獲したワクモやワクモの卵が散乱する恐れがありますので、ご注意下さい。
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動画説明:ワクモホームの取付け方・外し方
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